勧誘電話に関する統計:勧誘電話が多い月、逆ギレ&リダイアルする確率
以前、「職場にかかってくる勧誘電話のうちどれくらいが不在のターゲット宛か?」について書いたが、今回はそのおまけである。
1.勧誘電話が多い月
2005年7月度~2005年12月度の月別の勧誘電話の着信件数は下記のようになった。
2005年07月度:147件
2005年08月度:105件
2005年09月度: 95件
2005年10月度: 65件
2005年11月度: 78件
2005年12月度: 55件
(注)
2006年1月度~2006年7月度は上記と記録条件が異なるので省略([統計についての補足]を参照)。
見てのとおり、7月度の勧誘電話が圧倒的に多い。2005年7月度以前の記録は存在しないが、この年は7月に入ってから勧誘電話が明らかに増加した。あまりの多さに閉口して勧誘電話をブログのネタにしはじめたのは、この時期である。その後、件数は月ごとに減少していき、年末には7月の1/3にまで減っている。この理由は下記と思われる。
1)勧誘員の補充時期
4月度入社の新人勧誘員が研修を終えて、正式に配属されるのが6~7月と考えられる。今年も去年ほどではないが、7月に入ってから勧誘電話が急増している。勧誘員の離職率は一般に高いので、勧誘員の減少に比例して勧誘電話も減少すると思われる。
2)勧誘電話対策のレベルアップ
2005年7月以前は、我々の勧誘電話対策にまじめに取り組んでいたとはいえなかった。7月以降はあまりの多さに業務に支障をきたすようになってきたので、手探りではあるが勧誘電話対策をまじめに考えるようになった。我々が有効な勧誘電話対策を実践できるようになったのは去年の10月ごろであり、この後、勧誘電話の件数は横ばいである。
2.勧誘員が逆ギレ&リダイアルする確率
これも月別に並べてみる。
2005年07月度:3件/147件(逆ギレ&リダイアル件数 / 全着信件数)
2005年08月度:3件/105件
2005年09月度:3件/ 95件
2005年10月度:3件/ 65件
2005年11月度:1件/ 78件
2005年12月度:0件/ 55件
上記の期間の逆ギレ&リダイアル率は約2%である。ということは、50件に1回の割合で逆ギレされるわけである。これが日本の平均ならば、ほとんどの職場で1度は逆ギレ系勧誘電話の被害をうけていると思われる。
注目していただきたいのは、7~10月は勧誘電話の件数自体は減少しているのだが、逆ギレ&リダイアル件数は横ばいであり、10月度にはリダイアル率約5%という異常な数値をたたき出している点である。原因は明白であり、ちょうどこの時期の勧誘電話対策が、勧誘員に用件や電話番号を問い詰めたあげく、
「二度とかけてこないでください。」
「次からお取次ぎできません。」
などと追い討ちをかける「深追い型」であったたためである。その後、対策を
「退職しました。」
「出張中です。」
などの「居留守型」に変更した結果、11月度、12月度には逆ギレ&リダイアルが明らかに減った。勧誘員を深追いすることがいかに危険であるかが、上記の数字から明らかである。やはり、「深追い無用」である。
[統計についての補足]
1) 統計期間
2005/07/04~2006/07/21
2) 着信記録について
私が不在であったり、私以外の方が電話をとることもあるので、すべての勧誘電話の記録をとることは不可能である。全着信にたいして着信記録をとった割合は下記である。
2005/07/04~2005/12/31:全着信の約90%を記録
2006/01/01~2006/03/31:全着信の約20%を記録
2006/04/01~2006/06/30:全着信の約10%を記録
2006/07/01~2006/07/21:全着信の約50%を記録
2006/07/29 記
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コメント
エースコネクションという社名?ご存じですか?
最近、よくかかってきます。マンション販売です。
投稿: 大日本帝国海軍中佐 | 2010/04/14 19:50